国内初の医療機器に特化した
アクセラレーター、インキュベーターが語る
プレモパートナーは2024年5月23日に東京で、Medtech Angels 2024を開催しました。パネルディスカッション「私たちの目指すインキュベーター」では、LINK-J、エム・シー・メディカル、東京大学、そして主催者側からはプレモパートナーが登壇。シリコンバレーの現状を踏まえ、これからのインキュベーターを探りました。その概要を紹介します。
本セッションでは、医療テクノロジーのインキュベーションをリードする方々に登壇してもらい、日本で医療機器開発を加速させるためにどのような取組みや施策、工夫が必要かを討議します。まず、簡単に各々の事業紹介と問題提起をしていだき、ソリューションを探ります。
前田
2019年にプレモパートナーを、ここに登壇している桜井と立ち上げました。そもそも私は日本を医療イノベーションの創出大国にしたい、世界の命を救いたいとミッションを掲げています。
遡ること2011年にスタンフォード大学のバイオデザインプログラム、ここで行われている人材育成プログラムに刺激を受けました。医療現場のニーズを探り、イノベーションの実現をする、デザイン思考型の人材育成の重要性を、かねがね感じていたからです。そこで、日本でも医療機器イノベーションを牽引する人材育成に乗り出しました。
このバイオデザインプログラムのフェローシップコースは、バイオデザインプロセスを一気通貫で学ぶ約1年間の社会人向けのコースです。医療・エンジニア・ビジネスをバックグラウンドに持った少人数のプロジェクトチームを組み、スタンフォードのファカルティや外部エキスパートの指導を受けながらバイオデザインプロセスを遂行していくハンズオンの教育プログラムです。
実現性の高い医療ビジネスの創出を実現するには、このプログラムの後のエコシステムが重要と考えています。しかし、日本にはエコシステムが充実していないので、この解決に至っていない。他の領域では、同じ分野の企業同士や異業種間の企業が、それぞれがもつノウハウや技術を共有してビジネスを展開しているためスタートアップの成功例が多く見られますが、医療テクノロジーの分野は非常に専門性が高くエコシステムが未熟なのです。つまり、サポーターが少ないため、医療系スタートアップの要求に応えられていないという現状があります。
一方、シリコンバレーは投資家、専門的なメンター、先輩の企業家や起業家がアドバイスをしてくれる仕組みが整っている。これがシリコンバレーから多くのスタートアップ企業が輩出されている理由です。
今回はシリコンバレーの3つのインキュベーターを紹介します。
医療のイノベーションを推進する非営利教育インキュベーターです。Elcamino病院に隣接しているため、医療現場へのアクセスが非常に容易です。具体的には、早期段階のスタートアップの戦略を磨きあげるためのメンタリングを主としたサポートや教育プログラムを提供しています。スタートアップ同士の交流、業界、VC、アメリカ食品医薬品局(FDA)を結びつけるアライアンスプログラムを通じて、スタートアップメドテックエコシステムを強化しています。スタンフォードバイオデザインを修了したフェローが、ここのFogarty Innovationでインキュベーションを受けます。
スタートアップ初期に特化したベンチャースタジオ兼インキュベーターです。TheraNovaがスタートアップの株を一定数もち、TheraNovaがCEOとしてシーズもしくはシリーズA(投資ラウンドのフェーズの1つ)までインキュベートする。このモデルによってスタートアップが市場に出るまでの時間を大幅に短縮しています。初期段階の概念設計から製品化まで、包括的な技術の支援が特徴ですが、薬事承認取得、製品の市場導入戦略の策定や実行も支援しています。また、スタートアップが必要な資金を確保できるように投資家との関係構築をサポートもしています。20社以上の企業を設立しています。
スタートアップのアイデアを彼らの卓越した技術で製品化する(共同開発を行う)企業です。特に医療技術や生命科学に関連する分野では、規制の要求事項も踏まえて高度な専門知識が必要であるため15人以上のPh.D.が在籍しています。大学の研究室と共同研究すると当然、どちらが開発者なのかという知財の問題が出てきますが、この点はお金で解決するのです。スタートアップはお金を払ってTriple Ring Technologiesに製品開発を依頼し、市場で使える製品を製作してもらう。知財は100%、スタートアップ側にあります。
このように、さまざまな形で開発を請け負うインキュベーターがシリコンバレーにはあります。このようなインキュベーターが、スタートアップの製品開発の重要なステークホルダーになっているのです。
以上、3つのインキュベーターを紹介しました。こういったインキュベーターが日本にあると、もしくは彼らの機能を持ってくるならば私どもがハブ機能となり、彼らとつながることができます。これによって、日本の医療イノベーションが加速すると考えています。
曽山
8年前からLINK-J(一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン)を運営し、ライフサイエンス領域での「オープンイノベーションの促進」と「エコシステムの構築」を目的とした交流や連携、育成・支援を行っています。
イノベーションは“Connecting the dots”だといわれます。この言葉は、スティーブ・ジョブスが指摘したことで広く知られるようになりました。そうした場の提供をしたい、みんなが集まって繋がっていく、そのためのシンポジウムとかセミナーをやっています。
また、イノベーションの主役となるイノベーターやスタートアップの皆さんを応援し、羽ばたいてもらおうと、インキュベーションプログラム、アクセラレーションプログラムを提供しています。現在の会員数は800弱、2023年には1,142回ほどのマッチングや関連のイベントを開催しました。
日本政府はここ数年、半導体同様、ライフサインス分野に力を入れています。ワクチン生産体制の強化、創薬ベンチャーのエコシステム構築などに、多額の予算をつけてスタートアップ支援を始めています。なかでも、海外展開を念頭におき、5年間で起業家1,000人を海外無者修行に送ろうというプログラムもあります。
また、内閣官房が推進する創薬力強化プロジェクトでは、ヘルスケアのスタートアップ企業の振興支援もやっている。この6月には概要が発表されました。国も大きく動き出したため、いまこそライフサイエンス分野のスタートアップ企業にとってはチャンスがやってきたのです。
岩田
私は小林製薬の医療機器部門に入社し、日本での医療機器の輸入販売に携わっていましたが、同部門が分社、三菱商事に買収されたことを機に、弊社は三菱商事グループとなりました。その後私は2019年に北米三菱商事に出向、シリコンバレーのFogarty Innovationに駐在し、欧米の医療機器・デジタルヘルス関連スタートアップの日本側へのソーシングや、北米の事業開発に従事して参りました。本年3月に日本に帰国し、4月からはエム・シー・メディカル社で事業開発部の部長職を拝命しています。
アメリカ駐在時代に、日本のスタートアップ企業の米国進出を伴走支援する事業である「Rアクセラレータープログラム」の立ち上げに参画致しました。このRの意味の一つは“reverse”。日本で使う医療機器は海外製品が多いので、日本の技術を世界に逆流させたいという意味が込められています。日本のソリューションを発掘して、グローバルで羽ばたいていく企業の架け橋になりたい。その企業・ソリューションが、世界でその実力を発揮し、日本に還元することで、日本経済の活性化に繋がれば良いと考えています。
では、なぜアメリカか。アメリカ市場の魅力とは、なんといってもダイナミックな市場規模にあります。同国の医療関連市場は日本の約10倍以上であり、今後も成長すると言われています。
また、世界各地から優秀な人材が集まるというのも大きな魅力でしょう。更に、各地にエコシステムがあること。ヘルスケアの領域でいうとシリコンバレーをはじめ、サンディエゴ、ボストン、ミネアポリス等のイノベーションエコシステムがあるのは強みです。
加えて、アメリカの規制はデファクトスタンダードとして世界に広まっていく可能性がある。これも大きな魅力ですね。
他にも、失敗を許容するようなカルチャー、これもやはりスタートアップの起業家にとっては非常に魅力的だと考えています。
「Rアクセラレータープログラム」の立ち上げに際し、日本のスタートアップ企業や関係者約50社にヒアリング調査をした結果、課題が明らかになりました。例えば「アメリカ市場が分かっていない」や、「エコシステムでのネットワークが無い」状態で進出するのは不安だということが浮き彫りになりました。そのための伴走支援を行う現地サポーターの必要性を感じています。
また、日本で技術開発をして、アメリカで販売したいという人も多いのですが、日本で開発されたソリューションがそのままアメリカで通用するかは未知数の部分もあります。そういった問題を打破していくため「Rアクセラレータープログラム」では、約6カ月間、北米三菱商事と現地パートナーが協業してセミオーダー型で伴走支援していきます。事業の中身はそれぞれ異なるので、画一的なプログラムでは対応できません。ですので、オーダーメイドのプログラムの開発がポイントとなります。ナレッジシェア、ビジネスプランニングの立て方、現地でのネットワーキング、加えてメンタリング、ワーキングスペース、実証実験の場の提供等、大きく分けて6つのコンテンツを提供していきます。この3月からヘルスケア分野のスタートアップ企業の支援が始まり、今後は、スマートシティ、食品、宇宙関連分野でも拡大したいと考えています。
最後に、Fogarty Innovationには、創設者のDr. FogartyやAndrew Cleeland, CEOをはじめ、経験豊富なメンターたちがいて、スタートアップ企業に支援をしています。実際、私もこのメンターたちにアメリカでの事業開発や情報収集の支援を受けておりました。それゆえ、このプログラムの有効性を実感しています。
桜井
研究者を経て、外資系医療機器企業でマーケティングに携わっていました。現在は医療機器インキュベーターのプレモパートナーを前田と共同創業し代表をしています。
医療機器開発のプロセスは、数多くのステージゲートがあり、それを乗り越えなければなりません。そもそも、ニーズの把握、コンセプトの設定、この初期の段階で間違えると売れないものを開発し続けることになります。他業界のスタートアップなら、プロトタイプで市場に投入しアジャイルしながら事業を成長させていくことが可能ですが、医療機器は、薬事の承認を取るまで機器自体の販売はできない、プロモーションもできないため、ずっとマネタイズができないし、本当に売れるか途中で検証できないという非常に厳しい世界です。
私が在籍していた米国系大企業は、常にスタートアップ、ベンチャー企業を探しています。彼らはシーズではなく、「ビジネス」を見つけに行っています。
アメリカでは大企業とスタートアップの役割分担は明快です。スタートアップ企業は少人数で速いスピードで開発に取り組み、リスクを取りながらがんがん挑戦していく。一方、大企業はリスク高い製品開発はベンチャーに任せ、自社のブランド力、世界中に張り巡らされたネットワーク網で販売する強みを活かす。相互補完しあうエコシステムがあるのです。
そして、このエコシステムにはインキュベーターの存在が欠かせない。
わが社を設立した5年前は、「米国のインキュベーター」で検索すると20社ぐらいだったのが、この5年間で50社以上に増えています。スタートアップを支援するインキュベーターが増えているということはそれ以上にスタートアップ企業が増えているということの証です。
一方日本では、この分野でインキュベーターと名乗っている組織がほとんどありません。
それは、スタートアップ企業そのものが少ないから。わが社は数少ないスタートアップ企業を出口まで丁寧に育てるインキュベーターとして、スタートアップに必要な支援を長期で対応できるよう、あらゆる関係者のハブになりたいと思っていますし、わが社は長期伴走型支援の体制を整えています。
前田 ここからは、スタートアップ企業の皆さんが知りたいことを質問していきます。まず、世界のインキュベーターの素晴らしい点を紹介してください。
曽山 今年2月のシリコンバレー視察で特に感じたことがいくつかあります。まず、医療機器インキュベーターといっても様々な役割に分化していること。ビジネス面中心にインキュベーションする組織、試作品製作支援に特化する組織などさまざまです。また、経験豊富なメンターが大勢いて報酬や対価はあまり気にせずにサポートをしていることなども印象的でした。このように米国ではサポート体制が深化かつ分化していると強く感じました。
岩田 Fogarty Innovationでの駐在経験において、メンターが重要な存在として位置づけられていることは、皆さんが指摘している通りです。Fogarty Innovationでは、セールス、マーケティング、エンジニアリング、薬事や保険償還に専門性を持つ経験豊富なメンター達が常に近くにいて、相談にのってくれます。これは手厚い。スタートアップにとっては、何か困ったことがあれば、ふらっと行ってメンターに相談できる。更に、外部の投資家やコンサル等の支援者のネットワークに繋いでもらえることも魅力です。また、Fogarty InnovationはEl Camino Hospitalという病院の中にあるため、そこでプログラムを受けている人は皆いつでも臨床医や医療従事者に繋いでもらえるような体制になっています。
桜井
アメリカと日本の大きな違いを挙げれば、人材の流動性でしょう。数多くのメンターがいるということはどういうことか。いろいろな企業で医療機器開発の経験を積んだ人たちが大勢外にいる。こうした人材が周囲にいるというのは、スタートアップにとって多面的にアドバイスがもらえるというとても良い環境です。また、サポーターにとっても、スタートアップに貢献できるという、これまでのキャリアを活かせる場があるのです。
日本では、大企業で開発した経験のある人が、なかなか外に出て来ない。アメリカでは、R&Dはスタートアップに任せ自社開発をすることをとうに断念していますが、日本ではようやく一部、自前主義ではなくスタートアップベンチャーを活用していこうという風潮も出て来たようなに思います。しかし、まだまだ人材の流動性という点では遅れていますね。ここが、日本でイノベーションを生む意味で重要なポイントになると思います。
岩田 メンターとは、話を聞きアドバイスをしてくれる人、といったニュアンスなんですね。Fogarty Innovationのメンター達は、自分たちはコーチであり、スタートアップ企業に伴走していると言い切ってます。
前田 では、オフィス環境はどうでしょうか。インキュベーター施設に、数多くのスタートアップが入居されていますが、機密情報の管理などは大丈夫なのでしょうか。
小林
物理的環境はとても大事と思います。経験値の高い個人が集まるといろいろな発想が生まれる、つまりイノベーションが生まれやすくなるため、「場」の重要性はあると感じています。
アメリカでは組織が集まるのではなく、「個」が集まります。シリコンバレーがその代表例だと思います。イノベーションが起こる場所は、個の力がすごく強い。個の意見があり、個のストーリーがあり、そしてそれらの集合させるのがインキュベーター。これがエコシステムと言えましょう。起業家とサポーターが集まれる「場」を提供するインキュベーターは重要ですね。
曽山 キャンパス内に起業をめざす皆が集まる場がある大学もあります。しかし、ここも20年前はやはり日本と同じような状況だったようです。ですから、どうやって現状を打破するか。日本の課題は見えてきています。人と人との繋がりがあってこそ、組織と組織の連携に繋がるのでしょうね。
前田 もう一段掘り下げて、日本で展開する難しさを検討したいと思います。私たちのようなアクセラレーターの直接的なメリットは承知していますが、企業が実施しているアクセラレーターはどのように社内の理解を取りつけているのでしょうか。
岩田
社内理解を得ることの重要性は、企業人であれば切実に感じるところですね。日本のスタートアップ企業が世界に出ていくために、自分たちが伴奏支援し、ゆくゆくは日本の経済を活性化させるという社会貢献のストーリーで説得します。これですと、結構賛同してくれる社員が多かったという印象です。ただ、最低限、損をしないサステナブルな事業であることも伝える。もちろん戦略的な提携の可能性があるとか、メリットは伝えるのは当然ですが、やはり社会貢献の一環であるという主張は社内でも共感を持ってもらえます。
日本経済への危機感は、みな強く感じており、社会全体が良くなることへの関心は強い。これによって日本企業にとってもプラスになるという発想です。三菱商事には三綱領という企業理念があり、その一つが「所期奉公(事業活動の究極の目的は社会への貢献だということ)
」というものです。事業を世の中の為に行うことが社員に浸透しており、それならやろうじゃないかという流れができていきます。
桜井 事業化、ビジネス化することの重要性を感じますね。時代の流れがとても早い。生成AIも出てきて、自分たちがぐずぐずしていると、自分たちが1番だと思っていたプロダクトは、すぐに追い越されてしまい、陳腐化する可能性が高い。だからこそ、とにかく開発製品は早く市場に出す、ファーストインマーケットが大事とスタートアップ企業にはいつも伝えています。企業内のアクセラレーターがどのようになっているかはわからないのですが、他者の力を借りるという少なくともオープンイノベーションのマインドがないと競争に勝てないと思います。
小林
日本にいま必要だと思うのは、カルチャーとマインドセットです。東京大学ではドクターや大学の研究者を支援していますが、スタートアップを起業するということは、経営者としての自覚が求められるのです。研究者に、こうした気持ちの変化を促せることが必要で、そういうマインドセットをおこせる環境があればいいなと思います。
スタートアップをやっていくときにアメリカと日本の一番大きな違いは、情報開示、知的財産の扱いです。シリコンバレーは、起業を行った経験者たちと気軽に壁打ちができる。とてもオープンな環境です。逆に言えば、相談者にとって、メンターに話しても機密漏洩の不安がないということ。むしろ、壁打ちによって得られる情報のほうが有益だという判断があるのです。
ある研究者の話ですが、メンターに相談してもなかなか事が進まない。実は出し惜しみしていた情報があって、それを開示したら、よいフィードバックを得られたという。この結果、研究者はCEOの重要性を認識し、「CEOになる」と宣言されたと。そうした魅力を伝えられるカルチャーがシリコンバレーにはあるのです。こういう場が日本でもできればいいと思います。ただ、それにはポリシーの整備、人材管理のあり方など、手を付けなければなりません。
曽山日本ではまず、機密保持契約(NDA)を結びましょうと、よく言いますね。NDAなしで自分の情報を開示することにとても抵抗がある。しかしシリコンバレーでは最初からNDAを結ぶことはまれだとのことです。なぜならば互いの信頼関係があるので、その方がベネフィットがあるからなのです。もし、信頼関係ベースなのに誰かが情報を漏らした場合などは、その人がエコシステムにはいられなくなるという仕組みが存在しているのです
岩田「Rアクセラレータープログラム」には、イノベーターのマインドセットを学ぶセッションがあります。この講師の一人は、“Give & Take”のTakeを望むならとにかくGiveし続けるべきだと明確に仰っていました。
前田 インキュベーターとしての役割が明確になりました。最後に、一言。それぞれの組織として今後取り組んでいくことをお聞かせください。
小林 インキュベーターに求められるのは、「プロとプロを繋いでいく」役割ではないでしょうか。
桜井 日本にたくさん眠っているシーズ、技術を社会実装するお手伝いをしていきたい。私たちは「ビジネスを売る」という視点で、お役に立てたらいいと考えています。
岩田 日本のスタートアップを世界に出していくプログラムを通して、日本を元気にしたい、活性化したい。同じ志を持つ人とともに働きたいですね。
曽山 Link-Jなどをきっかけにして人と人が繋がり、イノベーションが生まれればいい。その結果、世界中の患者さんの役に立つことができれば素晴らしい。官民挙げて、互いの強みを出し合っていくしかないですね。
ありがとうございました。